はじめに

こちらをご覧の方の中にも「好転反応」という言葉を聞いた一度は耳にしたことがあると思います。では、整体院でよく聞く「好転反応」とはどのようなものなのか？・・・

整体院での施術後の「好転反応」とは？

整体院に行き、施術を受けた後に、一時的に体調が悪くなったり、施術をしてもらった箇所とは別の箇所に痛み、違和感が現れたりすることがあります。

後日、それを伝えると「それは好転反応ですね」と言われたことがある経験のある方も多いのではないでしょうか？しかし、具体的に「好転反応」がどのようなことなのか説明を受けることはなかなかありません。

今回は、「好転反応」について詳しくご説明していきます。

「好転反応」とは？

では最初に「好転反応」がどのようなことなのか？どうして起こるのかご説明していきます。

まず「好転反応」とは、整体院で施術を受けることにより、体の状態が回復、または改善する過程で起こる一過性の体調不良を指します。

では、どうして起こるのか？

それは整体院で施術を受けることにより、刺激の大小の有無に関係なく、体内の環境が少なからず変化を起こした結果になります。良い意味で体のバランスが変わるのです。

どうしても、整体院にで施術を受ける方は長期的に体の状態が悪い、または、酷使している、間違った体の使い方をしているため、悪い状態が当たり前であり、悪い癖がついたような状態になります。

例えば、膝に痛みで歩き方が不安定な方に施術を行うと、膝の痛みの軽減、または可動域が増えることで、歩き方自体に変化が起こったり、元通りに歩くことができるようになります。すると、体全体の動作が変わるため、今までとは違う筋肉を使う、本来使えべき筋肉を使う、関節にしっかりと圧力が加わります。そうすることで久々に使った筋肉が筋肉痛のような痛みが出ることがあります。

また、施術によって硬くなった筋肉が柔らかくなることで、一時的に血流が改善されます。ですが、硬くなった筋肉、血管はすぐに元の柔軟性を取り戻すことはありません。一時的に柔らかくなってもすぐに元通りしぼんでしまいます。この時にだるさや重さが出てしまいます。

施術を数回、繰り返し受けることで、体のバランスをしっかりと安定させ、筋肉や関節の柔軟性も安定します。

揉み返し＝「好転反応」？それとも別物？

揉み返しとは、「強い力で間違った圧により筋肉をもみほぐされることで、筋繊維や毛細血管を傷つけてしまうことにより、炎症や損傷を起こすこと」で、その結果、筋肉や皮下組織が硬くなることにより、痛みやツッパリ感、重だるさを引き起こしてしまうことです。

炎症や損傷によって起こる体調不良なので「好転反応」とは似て非なるものなのでご注意ください。

どんな人が「好転反応」が出やすい？

術者としてはなるべく「好転反応」が出ないよう施術や施術後の注意点をご説明させていただいていますが、どうして「好転反応」が出やすい方はいらっしゃいますし、１回目は出なかったが、２回目に出た場合や施術計画の終盤に出る方もいます。

「好転反応」の有無は急性期の方（症状も出始めで強い方）、細身の方（筋肉が細い、筋肉量が少ない）、体力がない、疲れがたまってい方、日常生活が乱れている方などが出やすい傾向があります。

また、施術を受けた肩のその日の体調良し悪し、天候、気圧にも影響されることもあります。手技での施術は少なからず体のバランスを変えるため、「変化」という負担がかかります。ですので、その日の体調を確認されてから受けることをお勧めいたします。

「好転反応」を強く出さないコツってあるの？

「好転反応」を強く出さないコツ・・・ズバリ！「施術を受けた後はしっかり体を休めること」です。

施術をすることで血流が良くなったり、痛みが軽減したり、体調が良くなったりします。

しかし、それは完全に良くなったわけではありません。最初にもお伝えしましたが、体には悪い癖が残っています。

ある程度良い状態を慣らす時間も必要になります。それが休息です。一日、半日とは言いません。小一時間のんびりできる時間を作ることをお勧めいたします。

最後に

長文、読んでいただきありがとうございました。

少しでも、不安や疑問が解消されたでしょうか？

もし今の痛み、不調を改善したいと思いましたらぜひ、まんまる整体院にご相談ください。