当院の整体の目的とは
はじめに
しかし、そのゆがみは皆さんが考える背骨や骨盤、骨格などの一般的な定義のものではなく、その方を構成する全てに対してという意味です。
当院が行っている「操体法」は呼吸、食事、身体運動、メンタル面、環境のバランスが保たれているかを重要視します。
これらが保たれている状態を正しい体という意味で正体(せいたい)と呼び、正体である=健康的であると考えます。
逆にゆがみがある状態を歪んだ体、歪体(わいたい)と呼びます。これは先ほどの呼吸、食事、身体運動、メンタル面、環境のどれか、もしくはいくつか複合的にバランスが崩れた状態になります。
崩れることで痛みや不調が体に現われます。痛みや不調はこれらが崩れた「結果」出る症状です。
「結果」には必ず「原因」があり、痛みや不調が出ている個所はゆがみによって歪体になることで様々な負担がかかり続けることで、たまたまその個所に出ているのです。
呼吸の重要性
呼吸をすることで、酸素と二酸化炭素の入れ替え(ガス交換)が行われ、全身に行き渡ったり、体外に排出することができます。
誰もが行っている生命維持には欠かせないものです。
では、呼吸とは単に、酸素と二酸化炭素を入れ替えるだけの行為なのでしょうか?
違います。呼吸はガス交換の他にも、思考のコントロールや血圧、自律神経のコントロールなども行っています。なので、呼吸が浅かったりすると、体全体の調子が崩れてしまします。
逆に呼吸をしっかりとコントロールすることで体の調子をコントロールすることもできます。
食事の重要性
整体で食事って関係あるのか?と疑問に思う方もらっしゃると思います。
しかし、ご自身の体はご自身が食べているものでできます。
なので、整体でいくら体を整えても、食べているものに偏りなどがあるとうまく体が作り変えられません。また、糖質の取りすぎは体を硬くしますし、痛みが軽減しづらかったりします。
タンパク質が足りていなければ、筋量が不足してしまい、体を支えるだけで精一杯になったり、そもそもの体力がなく施術の成果が出ずらい、施術をしても回復力がないという方もいらっしゃいます。
それだけ体の不調改善には食事も大切なのです。
身体運動
身体運動とは、ジョギングや水泳、野球、サッカー、ウェイトトレーニングなどではなく、体の基本的な使い方になります。
主に重心移動、上半身、下半身の連動性などがあげられます。体には決められた動きのパターンがあります。それに沿っている場合は特に問題はありませんが、間違った使い方をすることで体を痛めることになります。
メンタル面
精神的な健康はとても重要です。精神的なストレスは体のあちこちで痛みや不調の原因になります。
環境
環境とは、職業や住んでいる地域、人間関係、趣味の有無などのその方のどのような生活をしているかということです。
例えば、常に中腰をしなければいけない環境だったりすると、やはり腰に負担がかかりやすいので腰痛になります。趣味が裁縫なら腱鞘炎になりやすかったりします。
なので、どのような環境で生活をしているかしっかり把握することも、体の不調の改善にはとても重要になります。
当院では、これらを整えることを目的として施術を行います。
病院と整体院の目的の違い
病院では、レントゲン、MRIなど用いて検査をすることで、緊急性がないか、内科的な病気ではないかなど命に係わる検査が主になります。
では緊急性や病気以外で起こる、体の痛み、腰痛や四十肩などに対してはどのような処置が行われるのか?それは薬や注射、コルセットや電療などの対処療法が主になります。
対処療法とは「痛み」という症状に対して行うことが多いです。しかし、整体院が行う施術は「痛み」に対してではなく、痛みの「原因」に対して施術を行います。
ですので、痛みに対してか、原因に対してかというようにそもそものアプローチ、目的が違います。「痛み」だけを取り除くのであれば、薬や注射などのほうが成果が期待できます。しかし、痛みの「原因」を取り除くのであれば、体の状態も含め、その方の生活環境にも意識をしなければなりません。
今回は「痛み」を中心にご説明しましたが、しびれや不調も同様です。痛みや不調は「結果」にすぎません。必ず「原因」があります。
整体院ではレントゲンやMRIなど精密な検査や、薬、注射などができない代わりに、きちんとしたカウンセリング、徒手で確認を行い、痛みの再発が起こらないよう根本的な改善を目指しています。
最後に
当院では、手技の施術をメインとし、痛みやしびれの改善、トムソンベット(カイロベット)を用いて、姿勢改善、産後の骨盤ケア、スポーツ時のパフォーマンス向上を行っています。
もし今の痛み、不調を改善したいと思いましたら、ぜひ、まんまる整体院にご相談ください。